ころび坂

何処へ (1966年 宝塚映画/東宝)

地方の中学校(玉田中学)へ赴任した英語教師の伊能琢磨(若大将)が、下宿の出戻り娘 三保子(稲野和子)に案内され、校長宅へ向かう途中にある坂道のシーンだ。

▲坂を登る2人。画像_01

40年以上の間にだいぶ変わってしまったようだ。坂の左端にあった手摺は中央に、坂道自体も細かな階段状になった。ただ赤丸内の白壁が、かすかに当時の面影を残しているようだ。

▲坂を登る2人。画像_02

赤丸内は上の画像01にもあった白壁の先端部分。この位置で間違いないと思う。遠くに見える山の稜線青丸内も全く同じである。

 

どちらの画像もストリートビューからの引用のため、どうしても角度がピタッとハマらないのが残念だ。なお画像_01については私設 三田博物館様のサイトに良い画像があるので、ぜひご覧いただきたい。

 〔解説〕

 琢磨が降りた駅は東海道新幹線の岐阜羽島駅だ。迎えに来た沢村いき雄が「学校のある玉田市は、ここから南西13.5キロにある」と言っていたので、周辺の古い街並みが残る場所を探し回ったが、特定することはできなかった。

それもそのはず、ロケ地は一気に兵庫県の三田市にとんだのだ。制作が宝塚映画ということを考えれば十分頷ける。

 

〔このシーンの出演者〕

 ・加山雄三 ・稲野和子

 

〔ロケ地情報〕

 名称:ころび坂

 住所:兵庫県三田市屋敷8と14の間 

 交通:JR福知山線、神戸電鉄三田線三田駅下車 徒歩15 分