伊豆シャボテン公園

喜劇 駅前飯店 (1962年 東京映画 / 東宝)

先日、ミシェンヌさんから「駅前飯店で周の古文書を奪った林の車が逃げる方向にサボテンのようなものが確認できる。伊豆のシャボテン公園では???」との情報をいただいた。

確かこのシーンの前は、伊豆の旧家でお宝探しのようなことをやってるシーンだったと記憶している。

では早速問題のシーンを見てみることとする。 

左の緑円内がミシェンヌさんが指摘されたサボテンのサインだ。拡大してみるので、現在のもの(右)と比べていただきたい。

サボテン本体から右上に幹のようなものが出ているのが確認できる。撮影方向は違うが、現在のものも向かって左側に右手らしき幹が出ている。

伊豆シャボテン公園のサイトを見てみると園内マップにサボテンのサインがあった。

▲シャボテン公園イラストマップ

スペースの関係で見難いと思うが、右上の赤円内がサボテンのサインだ。「ふもと駅」という所にあり、ここから先(下方向の道路)が公園内になる。

当初このようなサインは公園周辺に案内用として複数存在するのではと考えたが、周辺を探すのが面倒くさいので、ココと決めて調査に入った。

 

では一連のシーンを順を追って見てみることとする。

▲染子を乗せた周の車がS字カーブを下る。画像_01

 ▲車は道路から脇へ入る。画像_02

辺りはゴルフ場だろうか、殆ど樹木がない。富士山が見える。

▲車から降りる周と染子。画像_03

▲富士山を眺める2人。画像_04

▲染子を馬に乗せる周。画像_05

▲染子の乗る馬の口を取って歩く周画像_06

馬場の形は長方形だが、画像右端に柵が開かれた部分があり、その奥にも馬場が確認できる。また馬場の奥に建物群があり、画像中央に建物

がある。

▲最初は怖がっていた染子だったが、だいぶ慣れてきたようだ。画像_07

画像中央、染子の乗る馬の奥の柵が開いる。ここが画像_06の部分で、奥にある馬場、画像_06への短い通路になっている。このシーンでは、その奥に新たな建物が登場している。画像左端には、画像_06右端に写っていた建物群が確認できる。

▲林の車が登場。画像_08

呑気に馬遊びをしていた周の車に悪党中国人、林の車が近付いてきた。画像中央の坂道画像_01で周の車が下ったS字カーブだ。その上にサイロのようなものが見える。

▲気付いて焦る周。画像_09

だが時すでに遅し。林は周の車から古文書を盗み出し逃走。

▲林の車を追いかける周。画像_10

いよいよ冒頭で紹介した問題のシーンだ。道路は左にカーブしている。サボテンのサインは、この位置からだと道路左側に設置されてるように見える。また正面の斜面に亀裂(?)のようなもの⑰⑱が確認できる。

 

以上でこのシーンは終わりとなる。

サボテンのサインの場所は一応判明したが、画像_08「サイロ」のようなものがわからない。実際サイロなのかどうかもわからない。

そんな時、荻窪東宝さんから「サイロ見つけたよ!」と連絡が入った。

その画像が以下になる。なんとサイロはシャボテン公園内にあったのだ。

▲シャボテン公園内のサイロ。画像_11

冒頭のシャボテン公園イラストマップでは見落としていたが、よく見るとサボテンノサインの右下にちょこんと写っている(画像右下の参照)。当初はでっかい木の切り株と思っていたのがサイロだったとは・・・・・

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ではこれまでのところをMAPに落としてみよう。と思ったが、表示スペースが狭いためリニューアルした丸急百貨店の催事場を借りることとした。あちらとこちらでページの切り替えが面倒と思うが、ご了承願いたい。

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